医者めぐりのバスは走る

腰痛+肩、首こり+頭痛の三重苦が悪化していく一方である。

というわけで最近は整形外科へ通う日々を送っている。

整形外科ではリハビリというものをおじいちゃん、おばあちゃんに混じって必ずやっている。
リハビリの内容は温感、電気刺激、ウォーターベッドの3点セット。
温感は単にヒーターで肩、首、腰を温める。家でドライヤーや電子レンジで温めたタオルで代用できそう。タオルは冷えていくんだけどね。
電気刺激は低周波治療器。家電屋で売っているので代用できるような気がするのでちょっと調べたい。
ウォーターベッドはマットの内部を水流がうねっており背中をマッサージしてくれるものだ。
ウォーターベッドは気持ちがよいのだが個人で所有するのはさすがに困難なのでクリニックへ通う価値はあると思う。

で、一週間に一度は診察を受ける。

腰痛は腰痛体操(ストレッチと腹筋背筋の軽い筋トレ)を毎日やっている。辛い時はブロック注射。
肩、首こりと頭痛については診察の時にブロック注射、鎮痛剤処方。
これに加えて時々筋肉注射というのをされるのだがよくわからない。
首にされるブロック注射は麻酔薬を注射しているそうなのだが、これが頭痛に劇的に効く時がある。
効かない時もあるから困る。

あまりに頭痛を訴える毎日なので妻が脳神経外科とか頭痛外来とか行ってみてはどうかと勧める。
それで朝9時に整形外科で相談したところ、近所の脳神経外科クリニックへの紹介状を書いてくれた。

そこは最近できた脳神経外科の個人クリニックでMRIがあるのだ!すごい!
その足で行ってみたら、できたばかりのせいか、2,3人しか患者がいない。
診察のあと、MRI検査を受けることになった。
MRIは予約制なのだが誰も予約していないので診察の直後10分後にはMRIに上半身を突っ込んでいた。
まだ午前中なのだが。
これが大病院なら診察までに何時間も待ってMRIは来週の予約になって結果を聞くためにまた後日というしんどい流れのはずなので助かる。
MRIは金属類は発熱を起こすので衣服は脱いで専用のガウンに着替える。
パンツ以外は素っ裸で浴衣のように薄いガウンを着てるだけで待合室の椅子に腰掛けていると心細く気弱になってしまう。
「もう何でも言うことを聞きます」というモルモットモードに入ってしまう。
ところで取り外しのできる義歯は外してくださいと言われたのはよいのだが取り外せない銀歯はどうすればいいのか聞いたらそのままで結構と言われてよくわからん。
めったに発熱しないものなのだろうか?

MRIは去年の年末に別の整形外科で受けてから人生二度目だがまた違う機械だった。見た目で判断しても仕方ないがこっちのほうが高そうな機械である。
20分間突っ込まれるので閉所恐怖症を起こしてパニックになった時用に非常スイッチを片手に握らされる。
頭と首はがっちりと固定され、検査中はゴンゴンという大きな音がするのでヘッドホンをされる。
何やらリラックスするような系統の音楽が流れている。
昔のSF映画のソイレント・グリーンで安楽死のシーンに似ているが、映像付きなら完璧にそのものだ。
そのためのディスプレイグラスをつけたらどうかと思った。
しかし、実際の20分間は安楽死も何もヘッドホンをしていてもガンガンゴンゴンという音が聞こえてくる。
そりゃあ発作起こす人がいても不思議ではない。
この20分間にトラウマとなった過去の出来事が思い出され精神的に不安定になったところで、やばいと気付いて別のことを考えるようにした。
私はこの手の拷問に弱いタイプらしい。冤罪だろうが何だろうが吐いて楽になる確信を持った。警察の取調室にはMRIを置いてはどうか。

さてMRIの後はまた診察である。
PCのディスプレイ に映った頭蓋骨やら頚椎やら脳の輪切りやらにも感動したが、動脈血管だけ抜き出して3Dで映しだされたのにはたまげた。
しかもそれがCADやらグーグルアースのように3方向からぐりぐり回転させながら見ることができるのだ。
このデータが欲しかったがビューアーソフトがないとダメだよなあ。

わかったことは色々ある。
以前にも一度目のMRIで指摘されてわかっていたのだが頚椎ヘルニアになっている。
神経を圧迫してないので症状がないだけでかなり傷んでいる。症状がでたら左手の親指人差し指中指の3本にしびれがでるそうだ。
脳の大きさ、シワなどは正常。
血管についてはかなり蛇行していると言われた。あと変な分岐の仕方をしているところがあって撮影でブレたのかなと妙なことを言っていた。
とりあえず血管は正常の域らしい。
なので頭痛の原因は脳とは無関係であることは断言された。
ただ、直径1cmほどの白い物体が脳の中に映っている。右のまぶたの上から奥に3cmほどのあたり。
何かわからないので一ヶ月後に再度MRI検査を行いその時は造影剤を使うかもしれないと言われた。
造影剤はそれなりのリスクがあるのでやらないにこしたことはないそうだ。
腫瘍のたぐいか、UFOに連れ去られて埋め込まれたのか、ブラックジャックのピノコみたいに双子の片割れが入っているのかもしれない。
双子の片割れだとすると私の体を動かしているのは私の脳なのか双子の片割れが操作しているのかとか気になる…いや気にしてない。
1cmの謎の物体は仕方ないので、とにかく頭痛の原因が知りたい。
脳神経外科の先生が言うには頚椎がストレートネックになっているせいではないだろうかということであった。
頚椎は本来弓なりに曲がって重さ6kgの頭を支えるようにできている。 四足歩行の動物やハイハイしている赤ちゃんの名残りだそうだ。
直立二足歩行になっても頚椎はカーブを描くことで重い頭を無理なく支えるように首やら肩の筋肉もできているそうだ。
それが頚椎がカーブどころかストレートに真っ直ぐになっていると6kgの頭はその重さで前へ傾く。
その傾いた頭を支持するために首の筋肉ががんばるために緊張する。それが続くので首や肩こりとなる。
なので首や肩を回したりストレッチして筋肉をほぐしましょうと言われた。
肩こり用のテルネリンなどの弛緩剤もあるのだがこれで頭痛に効果があるのは10人に1人ぐらいでしかも効果は大したことはないそうだ。
デパスも効果あるので主治医でもらっているのなら相談してみてはどうかと言われた。
それでMRI画像の一部を印刷していただいて帰宅した。
ここで午後12時を少し過ぎていた。
なんと午前中で全て終わってしまった。

デパスという薬は抗不安(精神安定)、筋肉の弛緩(肩こりに効果) 、眠気を誘う(不眠に効果)があって一言でいうとリラックスさせる万能薬だ。
内科でも普通に処方される。
主治医に相談してみたらデパスは副作用が小さく安全な薬ではあるが依存性があるのであまり出したくないらしい。

薬物依存といってもアルコールやタバコの強い薬物依存よりはかなりマシ。

アルコールすなわち酒はアルコール依存症いわゆるアル中に一度なってしまうと依存を断つ治療法はなく一生断酒するしかない不治の病である。脳を破壊し肝臓も破壊する。
タバコも強い依存性を持つがこれは禁煙可能である。ガンの原因にもなり他の病気も引き起こす。

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少し脱線する。
タバコの葉はなぜかあまり知られていないがポロニウムというウランよりたちの悪い放射性物質を含む。

ポロニウムはタバコのフィルターなどでは97%がすり抜け体内で留まるとα線出すので内部被曝する。
また吐出された副流煙にも含まれる。受動喫煙というやつだ。

愛煙家の山本太郎議員のように反原発で福島の野菜がとか瓦礫で被曝とかわずかな放射性物質でぐだぐだ言ってる人がタバコを吸っていると滑稽だとバカにされることがある。
批判される理由の大抵はニコチンによる発がんリスクなのだが、それを言うならこの場合は注目されるべきは放射性物質ポロニウムのほうだろう。
タバコにポロニウムが含まれていることがわかったのは60年代からだそうだが、最近までほとんど無視されてきた。

1日にタバコ1.5箱吸うとポロニウムで年間80ミリシーベルトの被曝となるらしい。(厚労省の資料がソースらしいが確認はまだしてません)

基準を年間1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに上げたのはケシカランと言ってる愛煙家が「タバコは自己責任で選べるが、原発由来は選べない」とか意味不明なことを口走ってるのをどっかのブログで読んでしまってクラクラした。

結局のところポロニウムというわずかな放射性物質をタバコで毎日摂取している人が、がれきやら野菜やらのわずかな放射性物質ばかり問題視するのは滑稽というか出来の悪いブラックジョークとしか思えない。

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脱線した話から戻るが、私が時々カチンとくるのはデパスを飲んでいる話をすると「薬に頼るな」と言う人がいることだ。
そのセリフにも問題があると思うが、酒やタバコを嗜む人が言うのはあまりにも矛盾している。
特に酒。
「眠れなかったりストレス抱えている時は薬に頼るなよ。そういう時は酒でも飲めばいいんだよ 」
そもそもアルコールは不安感・抑うつ感を抑える効果のある向精神性物質、つまり抗不安剤であり抗うつ剤である。
そして医者が処方する薬より強い依存性があり毒性がある。

反論して相手を納得させたとしても労力に見合うとは思えないので我慢して受け流すようにしている。

 

ちょっと熱くなってしまって横道からさらに脱線してしまった。

主治医はデパスの増量を渋り、偏頭痛かもしれないから偏頭痛用の薬を試してみましょうと処方された。
偏頭痛か他の頭痛かどうかの区別は簡単で
その薬が頭痛に

  • 効果がある場合→偏頭痛
  • 効果がない場合→偏頭痛以外の頭痛

だそうである。

長文になったので続きは後日に書きます。