2018年11月4日日曜日の午後2時前に息を引き取った。
7歳2ヵ月なので室内猫としてはまだまだ元気でいてほしかった年齢だった。
なんか最近餌を食べてないなと思ってた。
基本的にガツガツ食べる猫だが食べない時もあるしとのんきに思ってたら3日間。
主治医の病院は日曜は開いてない。日曜日に開いている病院に連れていった。
エコーで診てもらったら腎臓が真っ黒、肝臓の辺りに4cmの黒いかたまりがあるという。
血液検査の結果、腎不全となり、即入院となった。
1週間入院。その間エサを食べないので鼻からチューブでミルク、点滴で輸液。
毎日見舞いに行くが血液検査の数値がわずか下がるだけであまり芳しくない状態だった。
そして3日土曜の夜に、難しい状態なので家で最期を過ごさせてやってくれと電話があった。
日曜の10時の開院と共に引き取る。
それから3時間くらい即席の段ボールベッドで妻と私とで一緒に最期まで過ごした。
ストローで水を口元にやるとぺろぺろ舐める。でもぐったりしてる。
体を大きく動かし、少し長く高い声で鳴いた。
そして眼を開けたまま動かなくなった。
あわてて揺り動かすと2回ほど、かはっと息を吐いたがそれは肺にたまってた空気を出しただけだったらしい。
それから、まったく、動かなくなってしまった。
午後5時頃に動物葬をやってくれるところへ車で連れていって最期の別れをした。
動物愛護団体の譲渡会でもらった茶白のオスの赤ちゃん猫だった。インド式の茶のチャイから名前をとった。
拾われた時、大人のメスと一緒だったがそのメスは母親ではなかったと聞かされた。
今思えばなんで親子関係がわかるのだろうか。
もらって、検査で近所の動物病院に連れていったらへそヘルニアということがわかった。
ようするにでべそというやつだが笑えない。腸が皮の真下まではみだしてるので破れたらすぐ死ぬ。
野良猫のままだったら長生きできなかっただろうと言われた。
手術費は6万円でえらく高い野良猫だった。
愛護団体からは支払うという話をもらったが、もううちの子なので断った。
そのあとは去勢も当然した。茶白の猫は去勢すると太ると言われたが本当に太った。
医者に怒られるくらい太った。
レントゲンとったらほとんどが脂肪だった。正常な猫のレントゲンと比べたらびびった。
よく猫を触るとモフモフと言うがやつの場合は脂肪をもむのでモミモミだ。
猫のくせに腹をもんでやったら喜んでもっともめと仰向けになる。
優しくなでるより激しくなでてやると喜んで顔を舐めてくる。前世は柴犬だったに違いない。
先住猫と違ってめったに噛まないしひっかかないし爪も切らしてくれるし、やさしい性格だった。
私と妻がいちゃいちゃとPCとかながめて会話してると仲間に入れてくれと顔を突っ込んでくる空気の読めない猫だった。
先住猫が嫌いな爪切りされて機嫌悪い時になぜかすり寄って追いかけられるはめになる空気の読めない猫だった。
よくある愛を教えてくれたとかなんとかはピンとこないし、やつが幸せだったかどうかとかもわからない。
虹の橋を渡るとかなんとかの文章は気持ち悪いので受け付けない。
ただ、私と妻がつらい時に癒しをくれたし幸せや笑いのひとときもくれた存在だった。
代わりに彼にはプレミアムなエサと水とトイレと狭い室内とキャットタワーを提供した。
互いに持ちつ持たれつ、同志であり、家族だった。
もしかしたらもうちょっと長生きさせる暗黙の了解を破ってしまったかもしれない。
それが悔やまれる。
掃除がいきとどかないので家のあちこちにやつの茶色い毛と爪が落ちている。
忘れるつもりはもちろんないが、ダメージはしばらく残りそうだ。
